杉並区阿佐ヶ谷で整体をメインに行う
バランス・ラボ整骨院、代表の新藤公一です。
肩が痛くて上がらない…これって?
・徐々に肩を動かす時に痛みがあり、腕が上がらなくなってきた…
・肩、腕を動かすと肩周辺から音がなるようになって、痛みがある
・不意に転んでしまった、その後から肩、腕が上がりにくい
・長く運動しない生活を続けていて、久しぶりに運動をしたら肩が痛くなった
・気がついたら、腕、肩が上がりにくくなり始めてきてる
腕や肩が上がらない状態になると…
「え?四十肩?五十肩?」と思いがちです。
腕や肩が上がらないだけで四十肩、五十肩とは言えません
四十肩・五十肩は「俗称」で40歳代・50歳代の方に
多く見られる肩周辺の症状なので、そう呼んでいます。
一般的に言われる四十肩・五十肩は肩関節の周囲に起きる
骨や軟骨ではなく、柔らかい筋肉や靭帯などに繰り返し
損傷を受けたことで炎症引き起こすことが原因と言われます。
40歳代・50歳代で日々忙しい世代でもありますし
年齢的に身体に変化が起きやすい世代だと言うことも
考えられます。現場で多く四十肩・五十肩を対応して
きましたが、症状を改善するまでには「時間がかかる」
症状の1つに上げられます。
四十肩・五十肩とそうではない違いとは?
腕や肩が上がらない状態が肩関節周囲炎と即判断出来ないケースがあります。
この判断基準であなたご自身で判断できる方法があるので、まずは
このテスト法を試してみましょう。
◎ 痛くない方の腕を使って、上がらない方の腕を動かして痛みがあるかどうか?
この時、可能な限り「痛みのある腕・肩」の力を抜いた状態で動かすようにします
(これを他の力で動かす動き=他動運動といいます)
この方法で
① 上がらない方の腕・肩を動かし痛みがなくスムーズに上がる
② 上がらない方の腕・肩を動かすと一定に角度で痛みがあり、固まったように
それ以上動かすことが出来ない
①の場合
肩を動かす筋肉を痛めている可能性があります。
筋肉を痛めているというとイメージしにくいのですが…
肩を動かす筋肉の一部が「損傷している=軽度の肉離れ」を起こしている
そうイメージするとわかりやすいと思います。
この場合痛みのある場所をもんだり、マッサージすると悪化する可能性があり
時として腕・肩がドンドン上がらなくなっていく可能性があります。
筋肉が損傷=傷んでいるので、その傷を悪化させてしまう可能性があります。
難しい名称になるんですが「回旋腱板損傷」の可能性があります。
この場合には「回旋腱板損傷」に対して、適切な処置を行うことで改善出来る
可能性が高いです。
投球動作などで痛めるケースでも、この「回旋腱板損傷」を起こす頻度が高い
ように感じられます。準備運動なしで久しぶりに運動するときなどは
十分ご注意ください。
この処置としては、傷んでいる筋肉を的確に見つけてテーピングなどで
固定して安静にすることで改善されます。
②の場合
肩の関節が固まっている状態、難しい名称になるんですが
「関節拘縮(かんせつこうしゅく)」と呼ばれる状態の可能性があります。
人間の身体に存在する様々な関節、この関節が一般的に固まる状態には
2種類あるとされています。
・関節強直(かんせつきょうちょく)=関節の関連する骨・軟骨に異常がある関節が
固まって動かなくなってしまう状態。
・関節拘縮(かんせつこうしゅく)=関節に関連する骨・軟骨以外の柔らかい組織
(軟部組織)に異常があり、関節が動きにくくなった状態。
一般的に言われる「四十肩・五十肩」は関節が動きにくく固まった状態になったり
肩の関節が腫れたように痛みが発生する状態まで、多くの状態になりますが…
多くの場合は関節拘縮(かんせつこうしゅく)です。
別名で「凍結肩=フローズンショルダー」とも言われ、凍ったように肩が動かない
状態を意味しています。
凍結肩=五十肩になってしまうと…
肩の動きは元通りになるのですが、激しく痛む場合には「安静」にする他になく
肩関節の完全固定で安静にすると楽になる場合はあります。
安静時に痛みがなく、肩の動きが固まったような状態になった場合は…
肩の正常な動きを取り戻す為に、半年・1年と言った長期に渡る改善期間を要します。
誰もが必ず起こす症状とは考えにくく、体質的に起こしやすいケースがあると
これまでの経験上感じられる点です。
自分で出来るセルフケアは無いの?
早く結果を出す方法があるにはあるんですが…
荒療治となりますので、あまりオススメできません。
こうなった場合、ご自身で運動をされれば改善出来る可能性があります。
その運動がコッドマン体操というものです。
振り子体操ともいい、とても有名な体操でもあります。
最近では500mlのペットボトルを使い、簡単に運動が出来ます。
① 500mlのペットボトルに水をいれ、症状がある方に持ちます。
② 腰くらいの高さの取っ手、テーブル、机のあるところを探します。
③ 痛みのない方の手を取っ手、テーブル、机に置き、前かがみになります。
④ 症状のある方の腕や肩の力を抜き、500mlのペットボトルの重さに任せます
⑤ 最小限の力で腕を前後、左右にゆらゆらと動かします
(この時、痛みの出ない範囲でゆらしてください)
⑥ 1日に数回、これを繰り返すようにします
※ 痛いレベルまでやれば効果を得られるものではありません
ポイントは痛くない範囲でゆっくり時間をかけて、頻度を多く続けることです。
寝る時に肩が痛いと言う方は、痛みのある方の肩や腕、脇の下に大小様々な
タオルを使い、痛みが出ない姿勢を作ると眠りやすくなります。
凍結肩=五十肩は肩関節症状の中でも1番と言っていいほどの「慢性症状」になり
慢性的な肩こりの症状を運動などのセルフケア、もしくは肩周辺の筋肉を
定期的にメンテナンスするなどのケアをすることで、予防可能です。
症状が出てしまう、起きてしまうことで後悔されるのが…
その大半ですが肩こりを放置すると良くない結果を招くと言う
1つの症例でもあります。
コラム執筆・監修者
株式会社カラダ・リバランス
バランス・ラボ整骨院
代表取締役 新藤 公一
厚生労働大臣認定 柔道整復師
公益社団法人 東京都柔道整復師会 会員
公益社団法人 日本柔道整復師会 会員
経歴:
中野区内整骨院勤務 10年
杉並区内整骨院 分院長勤務 20年
2017年11月に杉並区阿佐谷南に
バランス・ラボ整骨院
バランス・ラボ整体院を開院