杉並区の整体なら「バランス・ラボ整骨院」身体の痛み・しびれを根本改善

コラム執筆者:柔道整復師 新藤 公一

膝の痛み2022-12-01杉並区・阿佐ヶ谷で整体をメインに行う
バランス・ラボ整骨院、代表の新藤公一です。

診察・検査で関節には異常なし?!

検査で関節に異常がないことは
良いニュースだと思います。
膝関節を一度悪くしてしまうと、改善するにも
困難な関節の1つになります。
膝の関節構造に悪影響なしと検査で明確に
なったことは良いことだと言う意味です。
しかし、ここで疑問が残ります…
関節が悪くないのに、なんで痛い?!
良く考えてみてください。
膝は関節だけで動くことはなく
実際に膝関節として関節そのものを動かすのは
筋肉に因るもので、筋肉がなければ動くことは
ありません。
変形性関節症や関節炎がなく、筋肉レベルの
問題だとすれば、改善できる可能性は大きく
拡がります。

膝の痛みを経験されると
一度は診察・検査で告げられる可能性が高い
一言が「関節の軟骨が減っています」
同時に「年齢的なもので仕方有りません」
そう言われて…
どうしていいか?わからないですよね。
この言葉にどんな意味があるのか?
説明を加えますと、人間の身体の大部分は水分が
存在しています。
女性であれば、1番気にされる「保湿」です。
骨や軟骨、筋肉に至るまですべて人間の身体は
水分が含まれていて、年齢と共にその水分率
いわゆる「保湿」が失われてきます。
骨と軟骨では、その水分の割合が異なるだけで
構成させる組織は同じで、水分が多いので
柔らかい組織=軟骨と呼ばれ、クッション性に
優れた関節軟骨もその1つ。
軟骨の水分が減れば、軟骨の大きさも小さく
なっていく=軟骨の減りを意味する。
若いときはお肌もみずみずしく
しっとりしている。
年齢とともに肌も乾燥傾向となり…
シワも発生してくる=年齢的なもの。
こういう説明が成り立ちます。

関節に問題ないのに、なんで痛い!?

座っている姿勢から、立ち上がる時…
膝に痛みが出てスムーズに立ち上がれない。
年齢的に膝が悪くなってきた?と疑問を抱くでしょう。
診察・検査を受けても「特に異常なし」
確かに、歩いている時や階段で特に痛いことはない
時々、動き出しの時にすごく痛い時がある。
普段からしっかりと体操やストレッチをやって
健康維持でウォーキングもやっているのに
膝の内側に痛みが出たりする。

膝が痛い=膝の関節が原因
そんな風に考えてしまうケースが非常に多い。
現場でご高齢の方を多く対応していますが
昔と異なり、膝の痛みが出ていても
それほど膝関節に大きな変形が認められない。
一説には生活スタイルの変化に起因するとも
言われています。

30歳代〜50歳代の方で
重度のケガ(スポーツ外傷)の経験がなく
膝関節内部に問題を起こしている
可能性が低い。
それでも膝の痛みが発生する。
理由の多くは膝を動かしている筋肉に因るもの。
特に女性で多く認めるケースとしては
太ももの内側の筋肉が強く緊張し
関節の内側に負担を掛けて発生させる
「鵞足炎(がそくえん)」
を多く認める印象を受けます。

鵞足(がそく)ってなに?

膝の痛み_膝関節痛

 

 

 

太ももの内側には、足全体を内側に動かす筋肉が
複数存在していて、それを内転筋と呼んでいます。
その内転筋の中でも主要の3つの筋肉があり
縫工筋・薄筋・半腱様筋(深層に半膜様筋)
と名前のつく筋肉があり、その3つの筋肉が
鵞鳥の足のように膝の少し下の内側で筋肉が
停止していることから、鵞足(がそく)と呼び
その部分で炎症が起きてしまって痛みが発生する
と「鵞足炎(がそくえん)」と言われています。

この鵞足炎を発生させるケースでは
運動で起こす鵞足炎は男性に多く、運動ではなく
日常生活レベルでの鵞足炎は女性に多く
認められています。
個人的見解で根拠は全くありませんが
男女に於ける骨盤形状と生活スタイルの違いから
発生原因の違いが生じしているのではないか?
と考えています。

痛みがある時の注意点

・柔軟体操やストレッチは控える
・痛みがある時には温めない

セルフケアでどうにか改善したい
その気持ちはよく理解できますが、痛みがある時
にセルフケアを実践するのは痛みを増やす要因に
なることが多いのです。
多くの場合
痛みの原因は炎症症状があるため
筋肉に炎症が起きて
痛みを引き起こしている可能性が考えられます。
この場合、ご自身でどうにかしたいと
体操やストレッチなどの運動療法を行うのは
刺激を与えることは身体に反応を
与えてしまうことになるのです。
強く痛みが出ている場合には、なにより安静です。
ズキズキ痛む時は、やんわり冷やすようにすると
痛みが落ち着いてきます。

膝が痛いから膝だけ問題?

膝が痛いから、膝を良くしなければ。
そんな考えをもたれると思います。
人間の身体全体として考えると…
膝も1つの関節です。
関節は多くの筋肉があって動かせるもので
膝を動かす筋肉は骨盤についています。
骨盤ー股関節ー膝関節ー足関節
膝を動かす為には多くの関節と筋肉が
連動して動かせるようになっています。
膝が痛いから、膝の関節が悪い。
股関節が痛いから、股関節が悪いと
考えがちですが…
膝関節だけが不具合を起こしているとは
限らないケースも多く認められます。
骨盤の歪みから、筋肉のバランスを崩し
膝に痛みを出しているもの
足の関節のアライメントが崩れていて
歩く時に膝に負担を掛けるもの
股関節の動きに制限が出ていて
膝の関節がその動きをフォローして
膝痛を出してしまっているもの
その原因は1つではないと現場で対応して
いる中で感じています。
身体全体のバランスを見て
同時に膝に関係する骨盤や股関節、足関節
にも着目して、膝の動きがどうなのか?
そうした視点で観察することが
大切だと考えています。

コラム執筆・監修者

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株式会社カラダ・リバランス
バランス・ラボ整骨院
代表取締役  新藤 公一

厚生労働大臣認定 柔道整復師
公益社団法人 東京都柔道整復師会 会員
公益社団法人 日本柔道整復師会 会員

経歴:
中野区内整骨院勤務 10年
杉並区内整骨院 分院長勤務 20年
2017年11月に杉並区阿佐谷南に
バランス・ラボ整骨院
バランス・ラボ整体院を開院

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