― 変形性股関節症と言われ、歩行や日常生活に困っている方へ ―
「股関節が固まって動かない」
「歩くのがつらく、日常生活も不自由」
「整形外科で変形性股関節症と言われ
手術を勧められた」
「変形性」という言葉のインパクトは大きく
このような状況で、
“もう手術しか選択肢がないのでは…”
と不安を抱えてしまうケースも多くあり
多くの方に説明しております。
当院には、
同じような悩みを抱えた方が数多く来院されています。
まずお伝えしたいのは、
変形性股関節症=すぐに手術
というわけではない、ということです。
手術の効果を否定する考えは一切ありません。
「関節拘縮」と言われても、よく分からない方へ
整形外科で
「股関節が拘縮していますね」
と言われても、
それがどういう状態なのか
なぜ痛みや歩きにくさにつながるのか
よく分からないまま
不安だけが大きくなってしまう方は少なくありません。
ここでは、専門用語を使わずに説明します。
関節拘縮とは?
簡単に言うと「関節がサビついた状態」です
股関節は本来、
・歩く
・座る
・立ち上がる
・足を開く・曲げる
こうした動きに合わせて、なめらかに動く関節です。
しかし、
痛みや違和感が長く続くと、
痛い動きを避ける
動かさない方向が増える
周囲の筋肉や組織が硬くなる
この状態が積み重なり、
「動かせる範囲がどんどん狭くなる」
これが関節拘縮です。
たとえ話で考えてみてください
長い間使っていないドアを想像してみてください。
・毎日使うドア → スムーズに動く
・何年も動かしていないドア → 重くてギシギシする
股関節も同じです。
動かさない期間が長いほど、動きは悪くなります。
そして股関節の場合
「痛いから動かさない」
↓
「動かさないから、さらに動かなくなる」
↓
「動かないから、歩くと余計に痛い」
という悪循環に入りやすいのです。
「骨が固まった」「もう戻らない」わけではありません
関節拘縮と聞くと
「骨がくっついた」
「もう元に戻らない」
そう思ってしまう方も多いですが、
実際はそうではないケースがほとんどです。
多くの場合
・筋肉
・筋肉を包む膜(筋膜)
・関節を包む袋(関節包)
といったやわらかい組織が硬く
なっている状態です。
(軟部組織と呼んでいます)
つまり
状態によっては整えていける余地が残っている
ということです。
なぜ歩行や日常生活がつらくなるのか
股関節に関節拘縮があると、
・足が前に出にくい
・股関節が伸びない
・体をかばった歩き方になる
こうした状態になります。
その結果
・歩くたびに痛みが出る
・すぐ疲れる
・腰や膝まで痛くなる
といった症状が出てくることも珍しくありません。
「以前より歩き方が変わった」
「片側だけに負担がかかっている気がする」
このような感覚がある方は、
関節拘縮が影響している可能性があります。
変形性股関節症と言われた方に多い共通点
変形性股関節症と診断された方の多くは、
・痛みを我慢しながら生活してきた
・動かすと悪化するのが怖くて避けてきた
・無意識に股関節を使わないクセがついている
この積み重ねにより、
関節拘縮が強くなっているケースが非常に多く見られます。
そのため、
「関節が変形しているから痛い」
だけでなく、
「動かなくなったことが、痛みを大きくしている」
という状態になっていることも少なくありません。
手術を考える前に、知っておいてほしいこと
関節拘縮が強いままでは、
・リハビリをしても変化が出にくい
・注射をしても効果を感じにくい
こうしたことが起こりやすくなります。
一方で、
股関節まわりの動きを少しずつ取り戻す
・体全体のバランスを整える
・正しい体の使い方を身につける
これらを行うことで、
・歩きやすさ
・日常生活の動作
・痛みの出方
が変わってくる方も多いのです。
当院が大切にしている考え方
私たちは、
手術を否定する立場ではありません。
しかし同時に、
本当に今、手術が必要なのか
手術を考える前にできることはないのか
これを整理せずに
「手術しかない」と思い込んでしまうのは、
とてももったいないと考えています。
まとめ|関節拘縮は「終わり」ではありません
股関節の関節拘縮とは、
・長年の負担
・痛みをかばった生活
その結果として起きた
体からのサインです。
多くの場合、
・状態を正しく知る
・今できることを知る
これだけでも、
不安は大きく変わります。
股関節の痛み・動かしにくさでお悩みの方へ
・手術をすすめられて迷っている
・このまま歩けなくなるのが不安
・今の状態で何ができるのか知りたい
このような方は
一度ご自身の股関節の状態を整理してみて
頂きたいと思います。
「通ってください」ではなく
「今の状態を知る」ことが目的のご相談でも
構いません。
専門用語をできるだけ使わず、
あなたの体の状態を分かりやすくお伝えします。
コラム執筆・監修者

株式会社カラダ・リバランス
バランス・ラボ整骨院
代表取締役 新藤 公一
厚生労働大臣認定 柔道整復師
公益社団法人 東京都柔道整復師会 会員
公益社団法人 日本柔道整復師会 会員
経歴:
1989年 東京都中野区内整骨院勤務
1998年 東京都杉並区内整骨院 分院長勤務
2017年 東京都杉並区阿佐ヶ谷で
バランス・ラボ整骨院 開設
バランス・ラボ整体院 開設
代表取締役
株式会社カラダ・リバランス







