杉並区・阿佐ヶ谷で整体を行うバランス・ラボ整骨院、代表の新藤公一です。
整形外科で膝のレントゲンを撮り、
「年齢的なものですね」
「年齢相応の変化があります」
「軟骨がすり減っています」
「しばらく様子を見ましょう」
と言われた経験はありませんか?
年齢とともに膝の関節や筋肉などに変化が起こることはあります。
しかし、
「年齢だから仕方ない」
「もう良くならないのではないか」
「このまま歩けなくなってしまうのではないか」
と、不安を抱えたまま過ごしている方も少なくありません。
実際に当院にも、
- 階段を降りると膝が痛い
- 椅子から立ち上がるときに痛む
- 歩き始めに膝が痛い
- 長く歩けなくなってきた
- 正座ができなくなった
- 旅行や買い物へ行くのが不安になった
という方が来院されています。
この記事では、「膝の痛みは本当に年齢だけの問題なのか」「年齢的なものと言われても痛みが続く場合に何を確認すればよいのか」について、柔道整復師として40年以上膝の痛みをみてきた経験から解説します。
「年齢的なもの」と言われて不安になっていませんか?
膝が痛くなって整形外科を受診し、レントゲンなどの検査を受けることはとても大切です。
特に60代・70代になると、
「年齢による変化があります」
「変形性膝関節症ですね」
「軟骨がすり減っています」
などと説明を受けることがあります。
ところが患者さんにとって問題なのは、その説明を受けたその後です。
「では、階段の痛みはどうしたらいいの?」
「最近歩ける距離が短くなっているけれど大丈夫?」
「正座ができなくなったのも年齢だから仕方ない?」
「これ以上悪くなったら歩けなくなる?」
こうした不安が残ることがあります。
当院では、医療機関での診断や画像検査の結果を大切にしたうえで、現在何に困っているのか、実際に身体を動かしたときに何が起きているのかを確認することが大切だと考えています。
60代・70代の膝の痛みは年齢のせい?
年齢を重ねることで、膝関節を含め身体にはさまざまな変化が起こります。
例えば、
- 関節軟骨などの変化
- 筋力の低下
- 関節の動かしにくさ
- 活動量の低下
- 身体の柔軟性の変化
などです。
変形性膝関節症では、こうした加齢に伴う変化も関係します。
そのため、年齢が膝の状態とまったく関係ないということではありません。
一方で、同じ60代・70代でも、
「階段だけ痛い」
「歩き始めだけ痛い」
「長く歩いたときだけ痛い」
「正座だけできない」
など、症状の現れ方は一人ひとり違います。
だからこそ、
「年齢だから」で終わらせるのではなく、現在どのような動作で困っているのかを確認すること
も大切です。
「年齢のせい」と「今困っている動作」は分けて考えることも大切です
例えば、同じ70歳の方でも、
Aさんは階段を降りるときに膝が痛い。
Bさんは椅子から立ち上がるときに痛い。
Cさんは最初は歩けるけれど、30分ほど歩くと膝が痛くなる。
ということがあります。
年齢は同じでも、困っている動作は違います。
そのため当院では、
「何歳だから」ではなく「何をすると痛いのか」
を確認します。
さらに、
- 膝がどのくらい曲がるのか
- 膝がどのくらい伸びるのか
- 椅子からどのように立ち上がっているのか
- 階段で身体をどう使っているのか
- 股関節は十分に動いているのか
- 足首は動いているのか
- 左右どちらに体重をかけているのか
- 実際にどのように歩いているのか
なども確認します。
年齢そのものを変えることはできませんが、現在の身体の使い方や動作について確認できることはあります。
膝だけを見ても分からないことがあります
膝が痛ければ、どうしても膝そのものに目が向きます。
しかし、歩く・立ち上がる・階段を昇り降りするといった動作では、
股関節 → 膝 → 足首
がそれぞれ関係しながら身体を動かしています。
例えば、股関節が以前より動かしにくくなっている方では、立ち上がりや歩行の際に膝を多く使っていることがあります。
反対に足首の動きが小さくなれば、歩行や階段で膝周辺の使い方が変わることもあります。
そのため当院では、
「膝が痛いから膝だけ」
とは考えません。
膝の状態とともに、股関節・足首・骨盤・身体全体の動きを確認します。
レントゲンで「年齢相応」と言われても膝が痛い場合
レントゲンは、骨や関節の状態を確認するために非常に重要な検査です。
変形性膝関節症などを診断するうえでも重要であり、その結果を軽視してはいけません。
一方でレントゲンだけでは、
- どのように立ち上がっているのか
- 階段をどう降りているのか
- どのくらい膝が曲がるのか
- 左右どちらへ体重をかけているのか
- 股関節や足首がどのように動いているのか
- 実際にどのような歩き方をしているのか
といった動作そのものまですべて確認できるわけではありません。
そのため、
「レントゲンでは年齢相応と言われた」
「大きな異常はないと言われた」
それでも膝が痛く、生活に支障が出ているのであれば、実際に身体を動かしたときの状態を確認することも一つの方法です。
▶ レントゲンで「異常なし」と言われたのに膝が痛い方はこちら
こんな変化が出ていませんか?
膝の痛みそのものだけではなく、以前と比べて生活が変化していないかも大切です。
例えば、
- 階段では手すりを使うようになった
- 椅子から立つときに手をつくようになった
- 歩く速度が遅くなった
- 歩幅が小さくなった
- 外出する回数が減った
- 買い物で途中から膝が痛くなる
- 正座をしなくなった
- 旅行へ行くのが不安になった
- 痛くなるのが怖くて運動を控えている
といった変化です。
本人は「年齢だから」と考えていても、少しずつできることを減らしている場合があります。
当院では、痛みの強さだけではなく、
「以前できていたのに、できなくなったことは何か」
も確認しています。
「このまま歩けなくなるのでは」と不安な方へ
膝の痛みが長く続くと、多くの方が心配されるのが、
「このまま歩けなくなるのではないか」
ということです。
特に、
「以前より歩ける距離が短くなった」
「階段を避けるようになった」
「旅行に行く自信がなくなった」
という変化が出てくると、不安が大きくなります。
しかし、「年齢的なもの」と言われたことだけから、将来歩けなくなると決まるわけではありません。
まず大切なのは、今どのくらい歩けるのか、何をすると膝が痛むのか、以前と比べて何ができなくなっているのかを把握することです。
当院では実際に歩いている状態も確認します
膝の痛みがある方の場合、ベッドに寝た状態で膝を確認するだけではなく、必要に応じて実際に歩いていただきます。
歩いている状態を見ることで、
- 歩幅
- 左右差
- 体重のかけ方
- 膝の曲げ伸ばし
- 股関節の動き
- 足首の動き
- 身体全体のバランス
などを確認できます。
また、
「10分なら大丈夫だけれど30分歩くと痛い」
「歩き始めだけ痛い」
「階段を降りるときだけ痛い」
という情報も重要です。
「膝が痛い」という一つの症状だけではなく、その方がどのように身体を使ったときに困っているのかを整理していきます。
実際にご相談いただいたケース|膝の痛みが続いていた70代女性
70代の女性で、以前転倒して足を痛めたことをきっかけに、膝の痛みが続いていた方が来院されました。
整形外科で治療を受け、ヒアルロン酸注射や電気治療などを継続されていましたが、ご本人が期待していたほどの変化を感じられず、膝の痛みに悩まれていました。
そんな中、ご家族の介護をしなければならなくなり、身体を休めることが難しい生活に。
次第に膝だけではなく、腰や右肩にも痛みが出るようになり、近隣のさまざまな施術を受けても症状が続いていたため、遠方から当院へ来院されました。
当院では膝だけを見るのではなく、
- 膝がどのくらい曲がるのか
- 立ち上がりや歩き方
- 股関節や足首の動き
- 腰や肩を含めた身体全体の状態
- 介護生活の中でどのような動作に負担がかかっているのか
などを確認しながら施術を行いました。
通院を続ける中で、1〜2か月ほどすると、それまで曲げにくかった膝の動きに変化がみられ、ご本人からも「以前より歩くのが楽になってきた」とお話しいただくようになりました。
また、ほとんど上げることができなかった右肩についても、完全ではありませんが、徐々に上げられる範囲が広がっていきました。
この方の場合、単に膝や肩の痛みだけを見るのではなく、介護を続けながら日常生活を送り、以前より楽に歩けるようになることも大切な目標でした。
痛みのある場所だけではなく、「その方が生活の中で何に困り、何をできるようになりたいのか」まで確認することを当院では大切にしています。
※施術による変化や経過には個人差があります。症状が続く場合や強い痛みがある場合には、医療機関での診察・検査も大切です。
加齢による膝の痛みには運動をした方がいい?
膝の痛みがある方に、運動や筋力トレーニングが勧められることがあります。
運動療法が重要になるケースはありますが、すべての方が同じ運動をすればよいわけではありません。
例えば、
「スクワットをしたら余計に膝が痛くなった」
「ウォーキングを勧められたけれど、歩くと痛い」
「太ももの筋肉を鍛えているのに変わらない」
という方もいらっしゃいます。
大切なのは、運動をする・しないだけではなく、現在の膝の状態や身体の動きに合わせて行うことです。
痛みが強い状態で無理に運動を続けるのではなく、医療機関などで状態を確認したうえで、ご自身に合った運動を選ぶことが大切です。
痛みの先に「もう一度やりたいこと」を考えます
膝の痛みが続くと、
「痛みをなくしたい」
ということだけに意識が向きやすくなります。
しかし実際にお話を伺うと、その先には、
「もう一度旅行へ行きたい」
「駅まで普通に歩きたい」
「買い物へ自分で行きたい」
「孫と出かけたい」
「仕事を続けたい」
「趣味を続けたい」
「できるだけ長く自分の足で歩きたい」
という希望があります。
当院では、
「膝の痛みを軽減すること」だけではなく、「その先に何をできるようになりたいのか」
を大切にしています。
「旅行に行きたい」「買い物を続けたい」「趣味を楽しみたい」「将来も自分の足で歩きたい」など、一人ひとりの目標を確認しながら、身体の状態や動作を見ていきます。
医療機関への受診を優先した方がよい膝の痛み
膝の痛みの中には、整骨院・整体院での施術よりも、医療機関での診察を優先した方がよいケースがあります。
例えば、
- 転倒や事故のあとから強く痛む
- 急に膝が大きく腫れた
- 膝が赤くなり熱を持っている
- 膝に力が入らず歩くことが難しい
- 発熱などの体調不良を伴う
- 安静にしていても強い痛みが続く
- 夜間も強い痛みが続く
- 症状が急速に悪化している
といった場合です。
また、痛みが長期間続いている場合にも、一度整形外科などで診察を受け、膝の状態を確認しておくことをおすすめします。
当院でも、必要と判断した場合には医療機関への受診をおすすめしています。
「年齢だから仕方ない」と諦める前に、今の状態を確認してみませんか?
年齢を重ねることで身体に変化が起こることは自然なことです。
そのため、
「年齢なんて関係ありません」
ということではありません。
一方で、
「年齢的なものと言われたから、痛くても我慢するしかない」
「もう歩けなくなっていくのは仕方ない」
と最初から決めてしまう必要もありません。
大切なのは、
年齢による身体の変化を理解したうえで、今の自分の身体では何が起きているのかを確認することです。
膝の曲げ伸ばしだけでなく、股関節・足首・筋力・立ち上がり・階段・歩行などを確認すると、現在困っている動作について考える手掛かりが見つかる場合があります。
膝の痛みを「年齢のせい」と言われた方へ
「年齢的なものだから仕方ないと言われた」
「湿布や痛み止めで様子を見ているけれど変わらない」
「以前より長く歩けなくなってきた」
「このまま歩けなくなるのではないかと心配」
という方は、一度現在の身体の状態を確認してみてください。
当院では、膝だけではなく、股関節・足首の動き、立ち上がり、階段、歩き方などを確認します。
そして、「旅行へ行きたい」「買い物を続けたい」「趣味を楽しみたい」「将来も自分の足で歩きたい」という、その方自身の目標も一緒に確認します。
まず相談してから決めたい方
「年齢的なものと言われたけれど相談できる?」
「自分の膝でも見てもらえる?」
という方は、LINEからご相談ください。
身体の状態を一度確認してほしい方
当院では初回2回2,980円で、カウンセリング・検査・施術を行っています。
「なぜ痛みが続いているのか」
「どの動作で身体に負担がかかっているのか」
「今後どのように改善を目指していくのか」
を一緒に整理するところから始めます。
※無理に通院を勧めることはありません。
※症状によっては医療機関への受診をおすすめする場合があります。
柔道整復師による監修・執筆

株式会社カラダ・リバランス
バランス・ラボ整骨院
代表取締役・院長
厚生労働大臣認定
柔道整復師
新藤 公一
公益社団法人 東京都柔道整復師会 会員
公益社団法人 日本柔道整復師会 会員
専門分野
• 股関節痛
• 変形性膝関節症
• 膝関節痛
• 脊柱管狭窄症
• 慢性腰痛
整形外科で
• 「異常なしと言われた痛み」
• 「年齢のせいと言われた症状」
など、原因がはっきりしない慢性的な痛みに対する施術を得意としています。
経歴:
1989年
東京都中野区の整骨院に勤務
1998年
東京都杉並区内整骨院
分院長として勤務
2017年
東京都杉並区阿佐ヶ谷にて
バランス・ラボ整骨院 開設
バランス・ラボ整体院 開設
現在は杉並区阿佐ヶ谷を中心に
膝痛・股関節痛・腰痛などの慢性痛に悩む方の施術を行っています。
臨床経験
柔道整復師として
40年以上の臨床経験
これまでに
• 膝の痛み
• 股関節の痛み
• 腰痛
などの症状で悩む多くの方の施術を行ってきました。
当サイトでは
• 膝の痛み
• 股関節の痛み
• 脊柱管狭窄症
• 慢性腰痛
などの症状について
臨床経験をもとに
わかりやすく解説しています。
症状でお悩みの方が
ご自身の体について理解を深める参考になれば幸いです。
監修記事
柔道整復師 新藤公一が監修した主な記事







