整体に通っているのに、腰痛が改善しないと感じていませんか?
「整体に何か月も通っているのに、腰痛が良くならない」
「施術を受けた日は楽になるけれど、数日すると元に戻る」
「何年も整骨院に通っているけれど、いつまで通えばいいのか分からない」
「腰痛が続いていて、旅行や趣味を諦めている」
このようなお悩みはありませんか?
整体や整骨院に通う目的は、痛みを軽くすることだけではないはずです。
長く歩けるようになりたい、仕事を続けたい、旅行を楽しみたい、以前のように趣味を再開したい。
そのような希望があるのではないでしょうか。
ところが、施術直後は楽になっても、日常生活でできることが増えていなければ、改善を実感しにくい場合があります。
大切なのは、施術を受けた直後の変化だけでなく、日常生活がどの程度楽になっているかを確認することです。
この記事では、整体に通っても腰痛が改善しないと感じる理由、現在の通院を見直すポイント、当院で大切にしている改善目標について解説します。
整体に通っても腰痛が改善しない5つの理由
腰痛が続く背景は一人ひとり異なります。
筋肉や関節の状態だけでなく、仕事や家事での負担、睡眠、活動量、病気の有無など、複数の要因が関係することがあります。
① 施術後の痛みだけで改善を判断している
施術後に「腰が軽くなった」「動きやすくなった」と感じることは、一つの変化です。
しかし、その変化が翌日や数日後にも続いているか、普段の生活に反映されているかも重要です。
例えば、
- 朝起きるときの腰痛が軽くなった
- 椅子から立ち上がる動作が楽になった
- 買い物で歩ける距離が延びた
- 掃除や庭仕事の後の負担が減った
といった変化があるかを確認します。
施術直後の感覚だけでは、日常生活での改善を十分に判断できないことがあります。
② 腰以外の動きや生活上の負担を確認できていない
腰痛がある場合でも、腰だけに問題があるとは限りません。
例えば、股関節の動かしにくさ、長時間の座り姿勢、前かがみでの家事、重い物を持つ動作などが、腰への負担に関係していることがあります。
そのため、腰の筋肉を確認するだけでなく、
- 股関節や背中の動き
- 立ち上がりや歩行
- 仕事中の姿勢
- 家事や介護での身体の使い方
- 普段の運動量
なども確認することが大切です。
ただし、身体のゆがみや骨盤の状態だけで腰痛の原因を断定することはできません。
③ 少し楽になると活動量を急に増やしてしまう
腰痛が軽くなると、これまで我慢していた家事や運動を一度に行いたくなることがあります。
特に、仕事や家事に忙しい方は、調子の良い日に無理をしてしまうこともあるでしょう。
例えば、
- 久しぶりに長時間歩く
- 庭仕事をまとめて行う
- 掃除や片付けを一気に進める
- 運動の時間を急に増やす
といったことです。
活動量が急に増えると、症状が強くなる場合があります。
一方で、必要以上に安静を続けることも、身体を動かす機会の減少につながります。
症状に応じて活動量を調整し、できることを少しずつ増やしていくことが重要です。
④ 通院の目的や改善目標が曖昧になっている
「腰痛を治したい」という希望は自然なことです。
ただ、腰痛がどの程度軽くなれば満足なのか、何ができるようになりたいのかが曖昧なままだと、通院の成果を判断しにくくなります。
例えば、
「痛みをゼロにしたい」
という目標だけではなく、
「30分歩いて買い物に行けるようになりたい」
「朝、腰痛を気にせず起き上がりたい」
「旅行先で長く歩けるようになりたい」
という具体的な目標を設定する方法があります。
こうした目標を共有することで、改善の経過を確認しやすくなります。
⑤ 腰痛の原因について再評価が必要な場合がある
腰痛の中には、筋肉や関節の問題だけでは説明できないものもあります。
例えば、神経症状を伴う病気や、内科的な病気などが関係している場合もあります。
これまでの施術で十分な変化がない場合や、症状が悪化している場合には、施術を続けるだけでなく、医療機関での再評価を検討することが大切です。
10年以上整体に通っていた70代女性の事例
当院に来院された70代女性のお話です。
この方は、10年以上にわたり定期的に整体へ通われていました。
初回来院時には、
「キャンペーンをやっていたので来ました」
とお話しされていました。
当初の主なお悩みは肩こりでしたが、詳しくお話を伺うと、腰痛によって日常生活や趣味にも支障が出ていることが分かりました。
具体的には、
- 大好きな山登りができない
- 弓道を休んでいる
- 庭の手入れがつらい
- 床の拭き掃除で腰が痛い
という状態でした。
長年整体へ通われていても、以前のように楽しみたいことができていなかったのです。
本当に改善したいのは、腰痛だけではなかった
この方にとって重要だったのは、腰痛の程度だけではありません。
山登りや弓道、庭仕事など、好きなことを再び楽しめるようになることでした。
施術によって一時的に腰が軽くなっても、やりたいことができない状態が続いていれば、十分な改善を実感できない場合があります。
「先生の考える治療のゴールは何ですか?」
2回目の施術時、この女性から質問がありました。
「先生の考える治療のゴールは何ですか?」
当院では、痛みの変化だけでなく、患者さんが望む生活に近づいているかを大切にしています。
この方には、まず日常生活での負担を確認しながら、掃除や庭仕事などを無理のない範囲で行える状態を目指し、その先に趣味の再開を考えていく方針をお伝えしました。
※これは当院での相談事例です。趣味への復帰や腰痛の改善が実現したことを示すものではなく、施術効果を保証するものでもありません。
整体への通院を見直す5つのチェックポイント
整体や整骨院に通っているのに腰痛が改善しないと感じる場合は、次の点を確認してみてください。
① 通院を始めた頃と比べて、できることが増えていますか?
痛みの程度だけでなく、歩行、家事、仕事、趣味などに変化があるかを確認します。
② 改善の経過を具体的に説明してもらえていますか?
現在の状態、施術の目的、今後の見通しについて説明を受け、納得できているかが重要です。
③ 施術以外の生活上の負担も確認されていますか?
仕事、家事、睡眠、活動量など、日常生活の状況も腰痛の経過に関係することがあります。
④ 通院の頻度や継続の必要性を定期的に見直していますか?
毎回同じ施術を受けるだけでなく、症状や生活上の変化に応じて方針を確認することが大切です。
⑤ 変化がない場合の対応について説明がありますか?
一定期間取り組んでも改善が乏しい場合、施術内容の見直しや医療機関への相談など、次の選択肢を確認できることが望ましいです。
「通い続けていること」自体ではなく、「通院によって何が変わっているか」を確認しましょう。
腰痛が改善しているかを判断する具体的な目安
当院では、痛みの強さに加えて、日常生活での動作や行動の変化を確認することを大切にしています。
例えば、次のような項目です。
| 確認する項目 | 改善を判断する例 |
|---|---|
| 朝の動作 | 起き上がるときの痛みや不安が減った |
| 立ち上がり | 椅子から立つ動作が楽になった |
| 歩行 | 以前より長く歩けるようになった |
| 家事 | 掃除や洗濯の負担が減った |
| 趣味 | 無理のない範囲で再開できる活動が増えた |
| 症状の経過 | 痛みが強い日や生活への支障が減った |
改善の速さや経過には個人差があります。
また、症状が長く続く場合は、痛みが完全になくなることだけを目標にせず、生活の質や活動のしやすさを改善目標にすることもあります。
腰痛が続く場合、医療機関に相談したい症状
整体や整骨院に通っていても、次のような症状がある場合は医療機関での評価が必要です。
- 腰痛が次第に強くなっている
- 足のしびれや筋力低下が出てきた
- 歩きにくさが悪化している
- 発熱などの全身症状を伴う
- 転倒などの外傷後に強い腰痛が出た
- 安静にしていても強い痛みが続く
特に、尿が出にくい・尿や便を漏らす、股の周囲の感覚が鈍い、急速に進む足の筋力低下などがある場合は、速やかに救急医療機関で評価を受けてください。
長く続く腰痛や、施術を受けても改善が乏しい腰痛については、整形外科などで相談することをおすすめします。
杉並区阿佐ヶ谷のバランス・ラボ整骨院が大切にしていること
当院では、腰痛の程度だけでなく、患者さんが日常生活で何に困っているのか、どのようなことを再びできるようになりたいのかを確認しています。
初回に確認する内容
- いつから腰痛があるのか
- 医療機関でどのような診断・検査を受けたのか
- どのような動作で痛みが出るのか
- 仕事や家事でどのような負担があるのか
- 歩行や立ち上がりに支障があるのか
- 腰痛が軽くなったら何をしたいのか
そのうえで、腰や背中、股関節などの動きや筋肉の状態を確認し、施術の適否や今後の方針について説明します。
痛みだけでなく、生活上の目標を共有する
例えば、
「旅行先で30分歩けるようになりたい」
「庭仕事を再開したい」
「朝の家事を楽にしたい」
といった目標です。
目標が具体的になることで、日常生活での変化を確認しながら施術方針を見直しやすくなります。
当院では、改善を保証したり、すべての腰痛が整体で対応できると考えたりするのではなく、必要に応じて医療機関での評価を優先します。
整体に通っても腰痛が改善しない方へ
「施術後は楽になるけれど、また痛くなる」
「何年も通っているのに、趣味を再開できない」
「今の通院を続けるべきか迷っている」
このような場合は、一度、身体の状態と生活上の目標を整理してみませんか。
当院では、医療機関での診断や検査結果を踏まえながら、身体の動きや日常生活での負担を確認しています。
※完全自費・完全予約制です。初回の施術内容や継続の必要性は身体の状態に応じてご案内します。
よくある質問
Q. 整体に何回通っても腰痛が治らないのはなぜですか?
腰痛にはさまざまな要因が関係するため、施術だけでは十分な変化が得られない場合があります。
日常生活での負担、活動量、症状の経過、医療機関での評価状況などを確認し、必要に応じて対応を見直すことが大切です。
Q. 整体の翌日は楽ですが、すぐ元に戻ります。通い続けるべきですか?
施術後の変化がどの程度続いているか、日常生活でできることが増えているかを確認しましょう。
改善が乏しい場合は、施術者に現在の評価と今後の方針を確認し、必要に応じて医療機関への相談も検討してください。
Q. 腰痛がある場合、整体と整形外科のどちらに行くべきですか?
腰痛の原因が分からない場合や、症状が長引いている場合、悪化している場合には、まず整形外科で評価を受けることをおすすめします。
整骨院・整体院では医師による診断や画像検査はできません。
Q. 痛みが完全になくならなくても、改善していると言えますか?
痛みの強さだけでなく、歩行距離、家事、仕事、趣味など、生活上の活動が以前より行いやすくなっている場合は、改善を評価する一つの指標になります。
Q. 長年腰痛が続いていても相談できますか?
長く続く腰痛についても、身体の状態や日常生活での困りごとをご相談いただけます。
ただし、すべての腰痛が施術の対象になるわけではありません。必要に応じて医療機関での評価を優先します。
まとめ|整体に通っているのに腰痛が改善しないと感じたら
整体に通っているのに腰痛が改善しない場合は、施術の回数やその場の痛みの変化だけで判断しないことが大切です。
確認したいのは、
- 日常生活でできることが増えているか
- 腰痛が起こる動作や生活上の負担を確認できているか
- 具体的な改善目標が共有されているか
- 通院方針が定期的に見直されているか
- 必要な医療機関での評価が行われているか
という点です。
腰痛を軽くすることは大切ですが、その先にある「やりたいことができる生活」も大切にしたいと考えています。
現在の通院に疑問を感じている方や、腰痛のために諦めていることがある方は、ご相談ください。
関連記事
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、個別の診断や治療を代替するものではありません。
柔道整復師による監修・執筆

株式会社カラダ・リバランス
バランス・ラボ整骨院
代表取締役・院長
厚生労働大臣認定
柔道整復師
新藤 公一
公益社団法人 東京都柔道整復師会 会員
公益社団法人 日本柔道整復師会 会員
専門分野
• 股関節痛
• 変形性膝関節症
• 膝関節痛
• 脊柱管狭窄症
• 慢性腰痛
整形外科で
• 「異常なしと言われた痛み」
• 「年齢のせいと言われた症状」
など、原因がはっきりしない慢性的な痛みに対する施術を得意としています。
経歴:
1989年
東京都中野区の整骨院に勤務
1998年
東京都杉並区内整骨院
分院長として勤務
2017年
東京都杉並区阿佐ヶ谷にて
バランス・ラボ整骨院 開設
バランス・ラボ整体院 開設
現在は杉並区阿佐ヶ谷を中心に
膝痛・股関節痛・腰痛などの慢性痛に悩む方の施術を行っています。
臨床経験
柔道整復師として
40年以上の臨床経験
これまでに
• 膝の痛み
• 股関節の痛み
• 腰痛
などの症状で悩む多くの方の施術を行ってきました。
当サイトでは
• 膝の痛み
• 股関節の痛み
• 脊柱管狭窄症
• 慢性腰痛
などの症状について
臨床経験をもとに
わかりやすく解説しています。
症状でお悩みの方が
ご自身の体について理解を深める参考になれば幸いです。
監修記事
柔道整復師 新藤公一が監修した主な記事







