結論|膝の痛みを「年齢のせい」だけで判断しないことが大切です
「膝が痛くて整形外科へ行ったら、年齢のせいと言われた」
「軟骨がすり減っているから仕方がないと言われた」
「もう年だから、膝が痛いのは治らないのでしょうか?」
このような不安を抱えて、当院へ相談される方がいらっしゃいます。
確かに、年齢とともに膝関節や周囲の組織にはさまざまな変化が起こります。
レントゲンなどの画像検査によって、関節の隙間が狭くなっていたり、骨に変化がみられたりすることもあります。
しかし、年齢や画像検査で確認された変化だけで、現在感じている膝の痛みのすべてを説明できるとは限りません。
同じ年代でも、
・毎日問題なく歩いている方
・歩き始めだけ膝が痛む方
・階段を降りると痛む方
・長く歩くと痛くなる方
・椅子から立ち上がると痛む方
など、症状の出方は一人ひとり異なります。
そのため大切なのは、
「何歳だから痛い」と考えるだけではなく、「どの動作をしたときに、どのように膝が痛むのか」を確認することです。
なぜ「年齢のせい」と言われるのでしょうか?
膝の痛みで整形外科を受診すると、問診や診察に加えて、必要に応じてレントゲンやMRIなどの検査が行われます。
そこで、
「年齢による変化があります」
「軟骨がすり減っています」
「変形性膝関節症ですね」
などと説明されることがあります。
年齢を重ねることで身体に変化が起こること自体は、特別なことではありません。
膝関節についても、軟骨や骨、筋肉などには加齢に伴う変化がみられることがあります。
重要なのは、
「年齢による変化があること」と「現在感じている痛みがすべて年齢によるもの」ということは、必ずしも同じではない
という点です。
だからこそ、画像検査の結果を大切な情報として確認すると同時に
「歩くと痛いのか」
「立ち上がると痛いのか」
「階段を降りると痛いのか」
「じっとしていても痛いのか」
など、実際の症状についても確認することが重要になります。
同じ年代でも、膝が痛い人と痛くない人がいるのはなぜ?
「年齢のせい」と言われたときに考えていただきたいのが、同じ年代のすべての人に同じ膝の痛みがあるわけではないということです。
例えば60代、70代でも、毎日長い距離を歩ける方もいれば、短い距離を歩くだけで膝が痛くなる方もいます。
また、同じ人でも、
「右膝は痛いけれど左膝は痛くない」
ということがあります。
そこで膝の状態を考えるときには、年齢だけでなく、
・これまでのケガ
・仕事や日常生活での身体の使い方
・運動量
・膝の曲げ伸ばし
・筋力
・股関節や足首の動き
・左右への体重のかけ方
・歩き方
なども確認する必要があります。
年齢は身体の状態を考えるうえで重要な情報の一つですが、それだけで膝の痛みを判断するものではありません。
膝関節には骨だけでなく、半月板や靱帯などさまざまな組織があります。膝の状態を考える際には、年齢だけで判断するのではなく、必要に応じて医療機関で関節の状態を確認することも大切です。
画像で確認された膝の変化と、痛みは必ずしも同じではありません
膝のレントゲン検査を受け、
「軟骨がすり減っています」
「関節の隙間が狭くなっています」
「変形があります」
と言われると、
「だから膝が痛いんだ」
「もう元には戻らないから、一生痛いのでは?」
と思ってしまうかもしれません。
確かに、画像検査は膝関節の状態を確認するうえで非常に重要です。
しかし、画像で確認された変化だけではなく、現在どのような症状があり、どの動作で痛みが出ているのかを合わせて考えることが大切です。
例えば、
「歩き始めだけ痛い」
「長く歩くと痛くなる」
「階段を降りるときだけ痛い」
「椅子から立ち上がる瞬間に痛い」
などでは、それぞれ膝にかかる負担や身体の使い方が異なります。
そのため、
画像を見ることと、実際に身体を動かしたときの状態を見ることの両方が重要です。
「軟骨がすり減っている」と言われたら、もう良くならない?
膝の痛みについて相談を受けていると、
「軟骨は元に戻らないと言われました」
「だから膝の痛みも治らないと思っています」
というお話を伺うことがあります。
変形性膝関節症などによって生じた関節の構造的な変化を、施術によって元の状態に戻すことはできません。
しかし、
「関節の変化が元に戻らないこと」と「痛みや歩きにくさについて何もできないこと」は別の問題です。
膝の状態だけでなく、
・膝の曲げ伸ばし
・太もも周囲の筋肉
・股関節の動き
・足首の動き
・左右への体重のかけ方
・立ち上がり方
・歩き方
などを確認することで、日常生活の中で膝にどのような負担がかかっているのかを考えることができます。
「軟骨がすり減っているから仕方がない」と、それだけで判断しないことが大切です。
歩くと膝が痛い場合に確認したいこと
膝の痛みで特に多いご相談の一つが、
「歩くと膝が痛い」
という症状です。
歩行では、膝だけが動いているわけではありません。
股関節・膝・足首が連動しながら体重を支え、身体を前へ運んでいます。
そのため、
・股関節が十分に動いていない
・足首が動きにくい
・痛い側の脚をかばっている
・左右どちらかへ体重が偏っている
・歩くと身体が左右へ大きく揺れる
などがあると、歩き方が変化し、膝への負担に影響することがあります。
「歩くと膝が痛い」という場合には、
どのくらい歩くと痛くなるのか、歩行のどのタイミングで痛むのか、どのように歩いているのかまで確認することが大切です。
立ち上がると膝が痛い場合
「椅子から立ち上がるときに膝が痛い」
という方も少なくありません。
立ち上がるときには、上半身を前へ移動させ、足に体重を乗せて、股関節・膝・足首を使って身体を持ち上げます。
そのため、
「膝が痛い=膝だけの問題」
とは限りません。
例えば、股関節を十分に使えていなかったり、左右どちらかの脚に強く体重をかけていたりすると、立ち上がり方そのものが変わります。
当院では、膝の曲げ伸ばしだけではなく、実際に椅子から立ち上がっていただき、そのときの身体の使い方も確認します。
階段を降りると膝が痛い場合
「上るときより、階段を降りるときの方が膝が痛い」
というご相談もよくあります。
階段を降りる動作では、片脚で身体を支えながら身体を下へ移動させる必要があります。
そのため、膝の動きだけでなく、
・股関節の動き
・足首の動き
・太ももの筋力
・片脚で身体を支える力
・左右への体重移動
なども関係します。
特に、
「手すりがないと不安」
「一段ずつ降りている」
「痛い側の脚をかばっている」
という場合には、膝の痛みだけではなく、実際の身体の使い方まで確認することが重要です。
痛い膝をかばうことで、身体の使い方が変わることもあります
膝が痛くなると、人は無意識に痛みを避けるようになります。
例えば右膝が痛ければ、左脚へ体重をかけるようになったり、歩幅を小さくしたり、身体を傾けて歩いたりすることがあります。
これは痛みを避けるための自然な身体の反応です。
しかし、その状態が長く続けば、歩き方や立ち上がり方などが変化することがあります。
そのため、
「膝が痛くなった原因」だけでなく、「膝が痛くなってから身体の使い方がどう変わったか」
という視点も大切です。
当院では、左右の体重のかけ方や歩行を確認するのも、このためです。
「年齢だから」と身体を動かさなくなることにも注意が必要です
膝が痛くなると、
「歩くと悪化するのでは?」
「もう年だから運動しない方がいいのでは?」
と考えて、身体を動かす機会が減ってしまうことがあります。
もちろん、膝が強く腫れている場合や熱を持っている場合、急激に痛みが強くなった場合などには、無理に運動するべきではありません。
一方で、必要以上に身体を動かさない状態が続くと、筋力や身体機能が低下することがあります。
大切なのは、
「膝が痛いから運動する」「膝が痛いから安静にする」と一律に判断するのではなく、現在の膝の状態に合わせて考えることです。
「どのくらい歩いてよいのか」
「どんな運動ならできるのか」
「何をすると痛みが強くなるのか」
を確認しながら、その方に合った方法を考えていく必要があります。
このような症状がある場合は、まず医療機関へ
膝の痛みには、医療機関での検査や治療を優先した方がよい場合があります。
特に、
・突然、強い痛みが出た
・膝が大きく腫れている
・膝に強い熱感や赤みがある
・発熱を伴っている
・転倒やケガのあとから痛い
・体重をかけることが難しい
・膝が急に伸びない、曲がらない
・安静にしていても強く痛む
といった場合には、「年齢のせい」と自己判断せず、まず整形外科などの医療機関へ相談してください。
病院で受けた診断や画像検査は、現在の膝の状態を考えるうえで大切な情報です。
当院では「年齢」だけで膝の状態を判断しません
杉並区・阿佐ヶ谷のバランス・ラボ整骨院では、膝の痛みについてご相談いただいた場合、病院で受けた診断や検査結果も確認します。
そのうえで、
・膝がどこまで曲がる・伸びるか
・股関節が十分に動いているか
・足首が動いているか
・左右の脚への体重のかけ方
・痛い側をかばっていないか
・椅子から立ち上がるときの動き
・実際に歩いたときの身体の使い方
などを確認します。
年齢そのものを変えることはできません。
しかし、今の身体がどのように動いていて、どの動作で膝に負担がかかっているのかを確認することはできます。
そのうえで、
「なぜ歩くと痛いのか」
「なぜ階段で痛いのか」
「なぜ立ち上がると痛いのか」
を整理し、その方の身体の状態に合わせて施術を行います。
目標は「膝を見ること」ではなく、やりたい生活を取り戻すこと
膝の痛みで困っている方が本当に望んでいるのは、単に「膝の痛み」という数字を下げることだけではないと思います。
「また旅行に行きたい」
「スーパーまで自分で買い物に行きたい」
「仕事を続けたい」
「孫と出かけたい」
「階段を普通に使いたい」
「できるだけ自分の足で歩き続けたい」
こうした日常生活を取り戻したいという思いがあります。
そのため当院では、
「膝をどうするか」だけではなく、「何ができる身体を取り戻したいのか」
という目標も大切にしています。
まとめ|「年齢のせい」と言われても、今の身体を確認することが大切です
膝が痛くて病院を受診し、
「年齢によるものです」
「軟骨がすり減っています」
「変形があります」
と言われると、
「もう仕方がないのかな」
と不安になるかもしれません。
確かに、年齢とともに膝関節や周囲の組織には変化が起こります。
しかし、年齢や画像検査で確認された変化だけで、現在感じている膝の痛みのすべてを判断することはできません。
大切なのは、
・どの動作で痛むのか
・膝がどこまで動くのか
・股関節や足首が動いているか
・左右どちらに体重をかけているか
・痛い脚をかばっていないか
・どのように立ち上がっているか
・どのように歩いているか
など、実際に身体を動かしたときの状態も合わせて確認することです。
このような方は、一度身体の動きを確認してみてください
✔ 「年齢のせい」と言われたが膝が痛い
✔ 軟骨がすり減っていると言われた
✔ 変形性膝関節症と診断された
✔ 歩くと膝が痛い
✔ 立ち上がると痛い
✔ 階段を降りるのがつらい
✔ 注射やリハビリを続けても歩くと痛い
✔ 長く歩けなくなってきた
✔ 旅行や買い物を諦めることが増えた
✔ このまま歩けなくなるのではと不安
「年齢だから仕方がない」と決めてしまう前に、現在の身体がどのように動いているのかを確認してみることも大切です。
まずは2回、現在の身体の状態を確認してみてください
「自分の膝の場合はどうなのか知りたい」
「年齢のせいと言われたけれど、まだできることがあるのか確認したい」
「このまま歩けなくなるのが心配」
そのような方のために、当院では初回2回のお試しプログラムをご用意しています。
初回だけで判断するのではなく、2回を通して、
現在の身体の状態
↓
膝に負担がかかっている動作
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歩くこと・将来に不安な方
柔道整復師による監修・執筆

株式会社カラダ・リバランス
バランス・ラボ整骨院
代表取締役・院長
厚生労働大臣認定
柔道整復師
新藤 公一
公益社団法人 東京都柔道整復師会 会員
公益社団法人 日本柔道整復師会 会員
専門分野
• 股関節痛
• 変形性膝関節症
• 膝関節痛
• 脊柱管狭窄症
• 慢性腰痛
整形外科で
• 「異常なしと言われた痛み」
• 「年齢のせいと言われた症状」
など、原因がはっきりしない慢性的な痛みに対する施術を得意としています。
経歴:
1989年
東京都中野区の整骨院に勤務
1998年
東京都杉並区内整骨院
分院長として勤務
2017年
東京都杉並区阿佐ヶ谷にて
バランス・ラボ整骨院 開設
バランス・ラボ整体院 開設
現在は杉並区阿佐ヶ谷を中心に
膝痛・股関節痛・腰痛などの慢性痛に悩む方の施術を行っています。
臨床経験
柔道整復師として
40年以上の臨床経験
これまでに
• 膝の痛み
• 股関節の痛み
• 腰痛
などの症状で悩む多くの方の施術を行ってきました。
当サイトでは
• 膝の痛み
• 股関節の痛み
• 脊柱管狭窄症
• 慢性腰痛
などの症状について
臨床経験をもとに
わかりやすく解説しています。
症状でお悩みの方が
ご自身の体について理解を深める参考になれば幸いです。
監修記事
柔道整復師 新藤公一が監修した主な記事







