耳鼻科で異常なしと言われたのに、めまいが続いていませんか?
耳鼻科で検査を受けたけれど、異常なしと言われた」
「薬を飲んでいるのに、ふわふわする感じが続いている」
「立っていると身体が揺れるような感覚がある」
「買い物や電車での移動が不安になってきた」
「原因が分からず、このまま良くならないのではと心配」
このようなお悩みはありませんか?
めまいが続くと、仕事や家事だけでなく、外出や旅行など、これまで当たり前にできていたことにも不安を感じるようになります。
耳鼻科で異常なしと言われると、安心する一方で、「それならなぜ症状が続くのだろう」と疑問に感じる方も少なくありません。
しかし、耳鼻科の検査で異常が見つからなかったことは、めまいの原因がすべて否定されたという意味ではありません。
めまいには、耳の平衡機能の問題だけでなく、片頭痛に関連するものや、症状の経過・誘発条件などから診断される病気もあります。
この記事では、耳鼻科で異常なしと言われた後に確認したいこと、考えられる病気、次に相談する診療科、日常生活で気をつけたいポイントについて解説します。
耳鼻科で異常なしと言われるのはなぜ?
耳鼻咽喉科では、耳の聞こえや平衡感覚に関わる働きを確認し、めまいの原因を調べます。
代表的な検査には、次のようなものがあります。
- 聴力検査: 聞こえの変化や左右差などを調べる
- 眼振検査: 眼球の動きから平衡機能の状態を確認する
- 頭位・頭位変換検査: 頭の位置を変えたときのめまいや眼振を調べる
- その他の平衡機能検査: 必要に応じて耳の平衡機能を詳しく調べる
検査内容は症状や医療機関によって異なります。
検査で異常が見つからなくても症状が続く理由
めまいの中には、検査を受けた時点で特徴的な異常が確認できないものや、症状の経過が診断の重要な手がかりになるものがあります。
また、検査で異常が見つからなかったからといって、必ずしも耳以外に原因があるとは限りません。
例えば、良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、症状が起きる頭の位置や診察時の所見が重要です。検査時に特徴的な眼振が確認できない場合もあります。
そのため、症状が続いている場合は、どの検査を受けたのか、どのような症状が続いているのかを整理して再相談することが大切です。
耳鼻科で異常なしでも考えられるめまいの病気
耳鼻科の検査で明らかな異常が見つからなかった場合でも、次のような病気が検討されることがあります。
① 持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)
PPPDは、ふわふわする、揺れている、身体が不安定に感じるといった症状が長期間続く病気です。
主な特徴として、次のようなものがあります。
- ふわふわするめまいや不安定感が3か月以上続く
- 立っていると症状が気になりやすい
- 歩行や身体を動かすことで不快感が増す
- スーパーなど、視覚的な刺激が多い場所でつらくなる
- パソコンやスマートフォンの画面を見ると症状が強くなることがある
PPPDは、めまいの経過や症状の特徴などをもとに、医師が診断基準に沿って評価します。
「耳鼻科で異常なしだった」「ストレスがある」という理由だけでPPPDと判断することはできません。
② 前庭性片頭痛
前庭性片頭痛は、片頭痛と関連するめまいです。
頭痛を伴う場合もありますが、めまいが起きているときに必ず頭痛があるとは限りません。
次のような特徴が診断の手がかりになることがあります。
- めまいを繰り返す
- 過去に片頭痛があった
- 光や音に敏感になる
- 頭を動かすとめまいが強くなる
- 吐き気を伴うことがある
耳鼻科の検査で異常が見つからない場合でも、症状の経過によっては前庭性片頭痛が検討されます。
③ 良性発作性頭位めまい症(BPPV)
寝返りを打ったときや、起き上がったとき、上を向いたときなどに、短時間の回転性めまいが起こる病気です。
一般的には、頭の位置を変えた際に数秒から1分程度のめまいが生じることが多く、特徴的な眼振などを確認して診断します。
検査時に症状が再現されない場合もあるため、寝返りや起き上がりで繰り返しめまいが起きる場合には、医師へ具体的に伝えましょう。
詳しくは、良性発作性頭位めまい症についての記事をご覧ください。
④ 血圧の変化や薬の影響など
耳の病気以外にも、立ち上がったときの血圧低下、脱水、服用中の薬の影響などによって、めまいやふらつきが起こることがあります。
特に、立ち上がった直後にクラッとする、動悸を伴う、意識が遠のくといった症状がある場合は、内科などでの評価が必要です。
ここで挙げた病気はあくまで一般的な例です。症状だけで自己診断せず、医療機関で評価を受けてください。
ふわふわするめまいが続く場合に確認したいこと
耳鼻科で異常なしと言われた方の中には、「ぐるぐる回る」というよりも、「ふわふわする」「身体が揺れる」「地面が安定しない」と表現する方がいます。
このような場合には、症状の強さだけでなく、どのような場面で起きるのかを確認することが重要です。
例えば、
- 朝起きたときに強いのか
- 立っているときに症状が出るのか
- 歩いているときにふらつくのか
- スーパーや人混みでつらくなるのか
- パソコンやスマートフォンを見ると悪化するのか
- 疲れた日や睡眠不足の日に強くなるのか
といった情報です。
同じ「ふわふわするめまい」でも、症状の続く時間や誘発条件によって考えられる原因は異なります。
耳鼻科で異常なしと言われたら、次は何科を受診する?
耳鼻科で異常なしと言われても、めまいが続く場合には、まず受診した医師に症状の経過を伝え、再評価や専門外来への紹介が必要か相談する方法があります。
症状によって、相談先は異なります。
耳鼻咽喉科・めまい外来
寝返りや頭の位置を変えたときにめまいが出る、耳鳴りや聞こえにくさを伴う、平衡機能について詳しく調べたい場合などに相談先となります。
すでに耳鼻科を受診している場合も、症状が続いていることや新しい変化を伝えることが重要です。
脳神経内科
繰り返すめまいに片頭痛が関係している可能性がある場合や、神経系の病気について評価が必要な場合などに相談先となります。
内科
立ちくらみ、動悸、血圧の変動、脱水、貧血などが疑われる場合には、内科での評価が必要になることがあります。
受診先を迷う場合は、かかりつけ医や受診した耳鼻科に相談し、必要に応じて紹介を受けるとよいでしょう。
すぐに医療機関で評価が必要なめまい
耳鼻科で一度異常なしと言われていても、新しい症状が現れた場合や、症状が急激に変化した場合には注意が必要です。
特に、次のような症状がある場合は、整骨院や整体で様子を見ず、速やかに医療機関を受診してください。
- 突然始まった激しいめまい
- 片側の手足に力が入らない、しびれる
- ろれつが回らない
- 物が二重に見える
- 突然の激しい頭痛
- 支えなしでは歩けない
- 意識を失う、意識がもうろうとする
- 急に聞こえが悪くなった
脳卒中などが疑われる場合は、直ちに119番で救急要請してください。突然の聞こえの低下も、早急な耳鼻咽喉科での評価が必要です。
首こり・肩こりを伴うめまいについて
めまいで悩んでいる方の中には、首こりや肩こり、背中の張り、頭の重さ、眼精疲労などを同時に感じている方もいます。
当院でも、デスクワークや家事、介護などで忙しく、首肩の不調を抱えている方からご相談をいただくことがあります。
首には頭の位置や動きを感じ取る仕組みがありますが、首こりや肩こりがあるからといって、それがめまいの直接的な原因とは限りません。
特に、寝返りで回転するめまいが起こる場合などは、首肩の緊張だけで説明せず、耳鼻咽喉科での評価を優先する必要があります。
医療機関で必要な評価を受けた後、首肩のこりや身体の動かしにくさが残っている場合には、筋骨格系の不調について相談することができます。
当院に寄せられた40代女性の体験談
当院には、耳鼻咽喉科への通院歴があり、めまいとともに首肩の不調を抱えていた40代女性から、次のようなお声をいただいています。
R.E様・40代女性・杉並区
めまいで耳鼻咽喉科にも通院しましたが、耳鳴りのないメニエール病と言われただけで、特に改善方法はなく辛い思いをしていました。
通い始めて3〜4回は施術後にぐったり疲れ、翌日も違和感が残りましたが、今では施術後に体が軽くなり、動けるようになりました。
※既存記事に掲載されているご本人の感想です。診断名はご本人から伺った内容であり、当院が診断したものではありません。施術の経過や感じ方には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
院長コメント
この方は、めまいのほかに、長年の首こり・肩こり・腰痛にも悩まれていました。
当院では、首や肩だけでなく、背中や骨盤を含めた身体の動きや筋肉の状態を確認しながら施術を進めました。
ご本人からは、施術後の身体の軽さや動きやすさについて感想をいただいています。
ただし、この体験談だけで、めまいの原因が首肩や骨盤にあったと判断することはできません。
当院では、医療機関での評価を大切にしながら、首肩や腰などの筋骨格系の不調に対して対応しています。
杉並区阿佐ヶ谷のバランス・ラボ整骨院でご相談いただけること
当院では、医療機関での診断や検査結果を大切にしながら、身体の状態や日常生活での負担を確認しています。
例えば、次のようなお悩みについてご相談いただけます。
- めまいとは別に、首こりや肩こりが強い
- 長時間のデスクワークで背中が張る
- 首や肩を動かしにくい
- 姿勢や身体の使い方が気になる
- 日常生活での身体の負担を減らしたい
初回に確認すること
初回は、これまでの医療機関での受診歴や検査結果を伺ったうえで、身体の状態を確認します。
- 首肩・背中の筋肉の状態
- 首や肩、背中の動き
- 姿勢や骨盤・股関節の動き
- 仕事や家事での身体の使い方
- 睡眠や疲労などの生活状況
- めまいが出る場面と医療機関での評価状況
必要に応じて、首肩・背中・骨盤などの筋骨格系の不調に対するソフトな施術を検討します。
なお、当院では、めまいの医学的な診断や耳の病気そのものの治療は行っていません。
めまいが続いている場合や悪化している場合は、医療機関での評価を優先してください。
まずはLINEでご相談ください
「耳鼻科で異常なしと言われたけれど、首肩のこりもつらい」
「身体の状態について相談できるか知りたい」
そのような場合は、LINEからお問い合わせいただけます。
初回お試し:60分×2回 2,980円(税込)
※完全自費・完全予約制です。めまいの原因を特定するための医療検査ではありません。
よくある質問
Q. 耳鼻科で異常なしと言われたのに、めまいが続くのはなぜですか?
耳鼻科の検査で異常が見つからなくても、PPPDや前庭性片頭痛など、症状の経過や診察所見が診断に重要な病気があります。
また、検査時に特徴的な所見が確認できない場合もあります。
症状が続いている場合は、検査内容や症状の変化について医師に再相談してください。
Q. 耳鼻科で異常なしなら、脳の病気ではありませんか?
耳鼻科で異常が見つからなかったことだけで、脳の病気を否定することはできません。
突然の激しいめまいや神経症状がある場合は、速やかに医療機関で評価を受けてください。
Q. 耳鼻科で異常なしと言われたら、次は何科に行けばよいですか?
症状によって異なります。
めまい外来、脳神経内科、内科などが相談先になることがあります。まずは受診した耳鼻科で、再評価や紹介の必要性を相談する方法もあります。
Q. ふわふわするめまいは自律神経の乱れが原因ですか?
必ずしもそうではありません。
疲労やストレスが症状に影響する場合はありますが、PPPDや前庭性片頭痛など、医学的な評価が必要な病気もあります。
検査で異常が見つからなかったという理由だけで、自律神経の問題と決めつけることはできません。
Q. 耳鼻科で異常なしなら、整体でめまいは改善しますか?
整体や整骨院の施術によって、すべてのめまいが改善するとは言えません。
当院では、めまいの原因を医学的に診断することはできませんが、医療機関で評価を受けた方の首肩のこりや身体の動かしにくさなどについて、ご相談いただけます。
Q. MRIやCTでも異常なしと言われた場合は?
MRI・CTなどの画像検査と、耳鼻科で行う平衡機能検査では、確認できる内容が異なります。
詳しくは、めまいの検査で異常なしと言われた場合の記事をご覧ください。
まとめ|耳鼻科で異常なしでも、めまいが続く場合は再評価を
耳鼻科で異常なしと言われても、めまいやふらつきが続くことがあります。
大切なのは、症状を気のせいや年齢のせいと決めつけず、どのような検査を受けたのか、どのような場面で症状が出るのかを整理することです。
PPPDや前庭性片頭痛など、診察や症状の経過が診断に重要な病気もあります。
症状が続く場合は、耳鼻咽喉科やめまい外来などで再評価を受けることをおすすめします。
また、医療機関での評価後、首肩のこりや身体の動かしにくさなどが気になる場合は、当院で筋骨格系の不調についてご相談いただけます。
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参考情報
- 日本めまい平衡医学会:めまいの診療に関する情報・診療ガイドライン
- 日本頭痛学会:片頭痛に関する診療ガイドライン
- Bárány Society:PPPD・前庭性片頭痛などの診断基準
※この記事は一般的な健康情報の提供を目的としています。個別の診断や治療方針については医療機関にご相談ください。
柔道整復師による監修・執筆

株式会社カラダ・リバランス
バランス・ラボ整骨院
代表取締役・院長
厚生労働大臣認定
柔道整復師
新藤 公一
公益社団法人 東京都柔道整復師会 会員
公益社団法人 日本柔道整復師会 会員
専門分野
• 股関節痛
• 変形性膝関節症
• 膝関節痛
• 脊柱管狭窄症
• 慢性腰痛
整形外科で
• 「異常なしと言われた痛み」
• 「年齢のせいと言われた症状」
など、原因がはっきりしない慢性的な痛みに対する施術を得意としています。
経歴:
1989年
東京都中野区の整骨院に勤務
1998年
東京都杉並区内整骨院
分院長として勤務
2017年
東京都杉並区阿佐ヶ谷にて
バランス・ラボ整骨院 開設
バランス・ラボ整体院 開設
現在は杉並区阿佐ヶ谷を中心に
膝痛・股関節痛・腰痛などの慢性痛に悩む方の施術を行っています。
臨床経験
柔道整復師として
40年以上の臨床経験
これまでに
• 膝の痛み
• 股関節の痛み
• 腰痛
などの症状で悩む多くの方の施術を行ってきました。
当サイトでは
• 膝の痛み
• 股関節の痛み
• 脊柱管狭窄症
• 慢性腰痛
などの症状について
臨床経験をもとに
わかりやすく解説しています。
症状でお悩みの方が
ご自身の体について理解を深める参考になれば幸いです。
監修記事
柔道整復師 新藤公一が監修した主な記事







